寒いからダウンジャケットを調べてみた
寒すぎる
ヘイヘイ寒波さん寒すぎやしませんか
すっかりコートを着るようになったこの季節
最近流行りのチェスターは前開きで胸元から首にかけて寒いし
重ね着しても満足できない!
そこで私は考えた
着ぶくれするから気嫌いしていたアイツ
アイツの出番じゃないか…!
そう…ダウンを買うのです…!
ダウンジャケットとは
興味がなかったというのもありますが、
不勉強なものでダウンについてあまり知りませんでした。
羽毛を詰めたあったかい"アレ"です。
http://www.privatelabo.jp/item/2507.html
それくらい知ってるわ!
という方のためにもう少し。
" 日本では1980年代に、俗に言うアメカジファッションの流行からアウトドアやワークファッションの冬の必需アイテムとして高い防寒性と実用性がファッションとして本物志向に敏感な若者を中心に普及した。 (wikipedia) "
ほう。チェスターコートやトレンチコートはいわゆるオシャレ着のような扱いで着る人は多くはないかもしれません。それに比べてダウンジャケットは若い人、それも5歳くらいの子供から、おじいちゃんおばあちゃんまで様々な年齢の方が着ているように思います。それだけファッションアイテムとしてのハードルは低いのでしょう。
需要が増えれば供給も増え、それに伴いハイクオリティなものから粗悪品までが出回るというのが世の常です。
それでは、僕が購入するという大前提のもとに下調べしたダウンジャケットたちをご覧ください。
セレクトショップ編
セレクトショップの雄、nano universe [ナノ・ユニバース] のダウンを見てみましょう
http://zozo.jp/shop/nanouniverse/goods-sale/13818571/?did=30394522
比翼のようなデザインですが至ってシンプル。
値段は22,464 円です。
気になる素材は、
ポリエステル40%、ダウン25%、フェザー25%、キュプラ10%
さて、鳥の羽には上記のように「ダウン」と「フェザー」があります。
ダウンの割合が高いと軽くて暖かいということですね。ちなみにダウン25%というのは低いほうではあります。しかし値段との兼ね合いもあってこの辺が妥当なんですかね。というかダウン高い。
nano universe 西川ダウン
ナノユニは自身のオリジナルアイテムの他にも、ふとんなどの寝具を取り扱う「東京西川」とのコラボレーション、通称「西川ダウン」を発売しております。
http://zozo.jp/shop/nanouniverse/goods/13047905/?did=29194652
値段は39,744 円。
素材は、ホワイトダックダウン90%、ホワイトダックフェザー10%
先ほどのものと似ていますがよりゴツい印象です。ダウンが90%とかなりの割合を占めています。その分値段も2倍近くしますが……。布団屋のダウンということもあって暖かさは折り紙付きでしょう。
という点を鑑みても、これはかなり暖かそうです。
何もナノユニだけがセレショじゃないんだゼ。URBAN RESEARCH [アーバンリサーチ] のダウンはハリスツードとのコラボだ!
http://zozo.jp/shop/urbanresearchrosso/goods/14731678/?did=31720415
おしゃれ感、あります。
値段は50,760円とお高めですが、素材は表地がウール100%、中綿がダウン80%, フェザー20%という申し分ない数字。ウールのダウンはタウンユースに向いてそうです。なによりダウンの無骨さをうまく中和してくれているようなデザインが〇。一方で男らしさや光沢をお求めの方には適さないかもしれません。
アウトドアブランド編
そもそも論ですが、ダウンは登山や極地での着用を考慮して作られた防寒アイテムであるため、そういった分野を専門に取り扱うアウトドアブランドも一考の余地があるはずです。
mont-bell
登山をしているときによく着ている人を見かけるmont-bell [モンベル] のダウンはどういったものでしょう。タウンユースのオシャレダウンよりもガッチガチでゴリゴリなマッチョダウンを打ち出しているに違いありません。
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1101528
これだーーーーーーーー!!!!
この筋肉を飾り付けるようなデザインです、これがガチダウン。
お値段41,040円。素材は1000フィルパワー・EXダウン
フィルパワー (FP) についてモンベルさんは詳しく説明してくれています。
要約すると「ダウンの中の空間が大きいほどあったかい空気を含めるから良いよ!!」ということみたいです。
http://www.arcteryx.com/downguide.aspx?country=jp&language=jp
なるほど、そういった意味ではこのモンベルのダウンは良いのかもしれません。
さらにこのダウンの強みを要約すると、
・めっちゃ細い糸でパッキングしてるから軽い・崩れにくい・防風性よし!
・コンパクトに畳めるから付属の袋に詰めて持ち運べるよ!
・キルティングの縫い目から入る冷気をシャットアウトするよ!
・ドローコード付いてるからピッタリフィットさせられるよ!
・3年以内に異常があったら直してあげるよ!
と聞いてもないことを詳しく説明してくれています。
「え、これでイイじゃん」となったあなた。
他のブランドも一応見ていこう?ね?
Arc'teryx
ハリーポッター ~始祖鳥のダウン~
ということで始祖鳥がカッコイイArc'teryx [アークテリクス] のダウン。原型を留めていないハリポタのタイトルのことは忘れてください。
お値段58,320円で8色展開。
素材は850 フィル ヨーロピアン ホワイトグース ダウン 90%
特徴は脱湿機能です。
フード、首、肩、脇、手首の部分は降水時に濡れる / 汗をかきやすい部分で、ここに耐湿、脱湿機能に富んだ素材を適用しています。それ以外の部分はダウンで温めるという戦略です。
ダウンの中にもダックとグースという2種類の名前が登場してきました。どう違うのかといえば、
グース > ダック ということらしいです。個人的にはそれよりも優先して決めることが多そうなのであまり気にしていませんが。
THE NORTH FACE
体育系の大学生からアスリートまでとにかくよく見るTHE NORTH FACE [ノースフェイス] 。このブランドからもダウンが出ちゃってます。
http://zozo.jp/shop/beams/goods/14070270/?did=30765410
なんかフカフカ。安眠できそう。looks like a 寝袋. 今までのダウンがゴリゴリのボディビルダーだとしたら、これは筋肉はあるんだけどぽっちゃりな力士といったところ。あとは光沢感がそこまで強くないというのはポイントでしょうか。
値段は34,560 円、素材はダウン80%になります。流行という観点から見ても、このブランドで買えば間違いないでしょうね。安心と信頼のノースフェイス。
DECENTE ALLTERRAIN
スポーツメーカーとして名高いDECENTEから、「特定の年齢層や、特定のシーン、領域というものを敢えて考えずに、かつ流行に流されない真のモノづくりはなにか」というテーマのもと生み出されたDECENTE ALLTERRAIN [デサント オルテライン]。見せつけてくるのは「デザインはすべて機能性に従事したものである」という「おしゃれは我慢」とは正反対を行く真の機能性探究に対する姿勢です。
デサントといえば様々なスポーツ用品からウェアを手掛けていますが、そのほとんどでこのロゴマークを見たことがあるのではないでしょうか。
http://zozo.jp/fashionnews/tasclap/1797/
そんなデサント オルテラインから登場しているダウンはこれ。
"ストーム"という型です。
http://www.descente.com/allterrain/highlight-JP.html#high1
このダウンのすごさをまとめると
・岩手県水沢のダウン「水沢ダウン」を使用。
・ジッパー部分をテーピングし撥水機能を追加
・キルティングは熱接着だから羽根が抜けない&水が入ってこない
・フロントの"streamline"は水の流れをコントロールしてポケットに水が入ってこないようにしている。
・フードの"streamline"は雨を脇へ流すために視界を維持する
という極限環境でサバイバルしなきゃ使わないような機能が盛りだくさん。アマゾンで謎の生物を追う番組のスタッフはこれ着たらいいんじゃないかな。イモトとか。
そんなわけでお値段は127,440円。素材はダウン90% フェザー10%、日本製。
値段にびっくりするんですが、zozotownだとほぼ売り切れです……よっぽど完成度が高いに違いない。
中堅ブランド編
実は僕が狙ってるのがこれくらいの層でして……。デザインは凝ってるけどそこまで高くないよ…!といった塩梅です。コスパです。コスパ。
FRED PERRY
そのマークは紳士の証、月桂樹の戦士FRED PERRY [フレッドペリー] 。テニス界から現れた機能性ブームのパイオニアであります。
あまりにも有名なので釈迦に説法かもしれないイカした月桂樹のマークはこちら↓
http://sendai.parco.jp/page2/289/
月桂樹と言えば月桂冠のついた半額弁当を目当てにスーパーで戦争を繰り広げるギャグラノベがあった気がします……。
http://kenbouwide.blog89.fc2.com/blog-entry-385.html
いやいやベン・トーというラノベが僕のラノベ史で最もギャグが冴えてたバイブルであることはどうでもいいんです。ベン・トー最高。ベン・トー万歳。
http://sakae-m.sakura.ne.jp/wordpress/?p=2256
気を取り直してフレッドペリーを見てみましょう。
http://zozo.jp/shop/fredperry/goods/14726505/?did=31710778
フレッドペリーくらいになるとファーをつけてきます。にくいね。
ネイビー地に白のワンポイントが光るアイテム。激しくない程度に主張しています。気になるお値段は59,400 円で、素材はダウン70%, フェザー30%。スタッフの着用画像を見ても黒スキニーやスニーカーと合わせるなど、おしゃれ着としてのダウンとなっています。
LACOSTE
続きまして2番打者、LACOSTE [ラコステ]。こちらもフレッドペリー同様、かわいらしくキャッチーなブランドロゴで有名。
http://brand-note.com/france/lacoste/
ショッピングモールなどでもよく見かけますよね。ラコステからはこちら!
http://www.lacoste.jp/products/BH162E/S7T?ninki=3
ブランドロゴをあえて出さないスタイル。46,440円なり。こちらの商品もキルティングをミシンで縫わない使用になっていて、冷気が入り込まないような作りとなっています。もちろんロゴ付きもアリ↓ こっちは42,120 円。
http://www.lacoste.jp/products/BH320E/001
Y-3
毛色を変えて3番打者、Y-3 [ワイスリー]。エベレストはおろか富士山に登っても確実に凍死するだろうヨウジヤマモトのアイテムの中にさした一筋の光。
http://zozo.jp/shop/y3/goods/12056357/?did=27648916
このボックスシルエットを見よ。まるで侵入者を拒む岩壁ではないか。いままで、そしてこの後に紹介するダウンの中でも異彩を放つ逸品。
値段は86,940円!ダウン80%、フェザー20%。どこが中堅やねん。でも欲しい。
後ろにはしっかりY-3のロゴが。抜かりはありません。
そしてなぜか背中が御開帳できる親切設計!!何に使うんだろ!
隊列組んで富士山登ってるときに後ろの人が
「水切らしたんだけど」
と困っていたらおもむろに
「俺の背中に、水あるぜ」
といって背中に隠した水をあげられることくらいですかね!!
UNITED TOKYO
ラストを飾るのはUNITED TOKYI [ユナイイテッドトウキョウ]です。早速見てみましょう。
http://united-tokyo.com/products/detail.php?product_id=3912
値段は34,560円。表地がウール100%、中綿はダウン90%、フェザー10%。
「河田フェザー」という会社の羽毛を用い、すべてを国産で仕上げています。
やはり表地がウールのものはぐっとおしゃれ感が出ますね。
ハイブランド編
ガチ勢のみなさんお待たせしました。ハイブランドのお時間です。
何事についてもハイエンドを見ておきたいというのは男の性でしょうか……冷蔵庫でもイヤホンでも……
MONCLER
ダウンについて語るときに外すわけにはいかないブランドがあります。このMONCLER [モンクレール] はその一つでしょう。フランス人初のエベレスト登頂を支えた歴史を持つ、アルピニストに贈る高級品でございます。
羽毛にこだわり、防汚性・保温性にこだわり、さらにシルエットにも抜かりはない、ダウンの完成形だといえます。当然値段も10-20万円という高価格なのですが、これがあれば他のダウンは必要ありません。
CANADA GOOSE
ダウン界の強豪、CANADA GOOSE [カナダグース] も忘れてはいけません。近年では大手セレクトショップでも取り扱われるようになり、モンクレールよりもとっつきやすい印象はあると思います。
http://www.matchesfashion.com/intl/products/Canada-Goose-Lodge-hooded-down-jacket--1054439
1900年代にカナダを拠点としてスノーウェアを展開し始めたカナダグースは、カナダ人初のエベレスト登頂や犬ぞりレースの優勝に関わることで確固たる地位を築き、映画などにも登場するほどとなりました。
また日本ではセレクトショップFREAK'S STORE で扱われることで市場に参入し、シェアを伸ばしたよう。お値段も10万円前後のものが主流で、やや手の出しやすい高級ダウンといった立ち位置です。
目印はこの派手なワッペン↓
http://mensfashion.hatenablog.jp/entry/2015/01/19/213415
FENDI [フェンディ] からはキリッとしたダウンが登場。
フェンディモンスターを大胆にもフロントに起用した奇抜なデザイン。
よーし誰が着るのか答えてみろージャスティンかー。
お値段22万円。相変わらずすんごい値段ですねここは。
番外編
個性が輝きすぎてまぶしい!BLEACHのマユリか!(ジジちゃんかわいい)
http://bcwadaisokuhou.blog.jp/archives/57873807.html
というわけで、デザイナーが変わってからデザインが大幅に悪くなった変わったBALENCIAGA [バレンシアガ]の登場です。
http://harpersbazaar.jp/fashion/2016-17fw-paris-trend-report-akiko-hayashida-160325/(offset)/2
左からバレンシアガ、Stella McCartney [ステラ マッカートニー]、LOUIIS VUITTON [ルイ ヴィトン]。
バレンシアガが推しているのはオフショルダーで、トレンチコートやダウンジャケットなどの肩をガバッと外して着るというもの。モッズコートなんかでやや肩を外して着るのはよくある話なんですが、バレンシアガにかかればなんでもござれでございます。
https://www.instagram.com/balenciaga/?hl=ja
そんなバレンシアガから登場した番外編にふさわしいダウンがこちら!!
ダウンのマフラーもついっちゃってるよダウンジャケットです。
顔は確実に小さく見えるのでいいんじゃないかな(汗
オススメです(滝汗
以上になります
長くなりました。
初心者向けからガチ勢向けまで幅広く調べました。
さて、何を買おうかな……
最後に
クリスマスが今年もやってきますが皆さまどうおすごしでしょうか。
僕はPC画面を見つめて服を眺めることとします。